あとがき
はてさて、狂うということの定義はどこにあるのか。一体自分達が正気だという証明はどこにあるのか。本当は自分達が狂っていて、狂人こそが本当の正気ではないのか。よくそんなことを考えます。
どうも、『Lunatic Luna』をお送り致しました。
何が書きたかったのかさっぱり分かりません。ただ適当に書きたいことだけを書いていったとしか、作者である私も言いようがありません。テーマの『月』が現されているかどうかも微妙ですし。
さて、主人公は『俺』ですが、彼に名前はありません。ええ本気で。裏設定もありません。本当にないんです。考えてないとかでもなく、考えた結果に名無しってことです。
もし本当に世界がこんな状況に陥ったら、この小説に結構近い世界が、或いはもっと酷い世界が展開しているのだと思います。実際になったわけじゃありませんからあくまで推測ですがね。でもそんな状況下でも人は生きていけるんじゃないかなぁ、と。結構図太く生きてますからね、人間って。
里美のその後についてはご想像にお任せします。別の道を歩み始めたのか、兄の後を追ったのか、完全に壊れたのか。そのあたりは『俺』の知ることではありませんので、作者である自分も知りません。
今回の作品は賛否両論だと思います。いや、否のほうが多いでしょうかね。アレな表現も少しありますし。苦手な方にはちょっと、ですかね。とりあえず規定に触れていないことを祈る次第。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。何も考えずに書いた作品ですが、こんなものでも皆様の足しになれば、作者としては嬉しい限りです。それでは。
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